レポート定義領域の説明

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作成:小沢仁

このチュートリアルで習うこと

JasperReportsは「領域」と言う概念を使ってレポートのレイアウトを定義します。本チュートリアルではJasperReportsでどのような領域が用意されているかの説明を行います。

レポート定義領域の説明


実際にレポートのレイアウトを定義する前にJaspersoft Studioで使う概念を説明します。

Jaspersoft Studioのレイアウト用紙は9つの領域が用意されています。必要に応じて領域を追加することもできます。

すべての領域の幅はページの幅と同じになりますが、高さは異なることが多いです。また、レイアウト設計時の高さとデータが記入されたレポートでの高さも異なる場合があります。ヘッダやフッターの高さは設計時とデータが記入された時と同じである場合が多いですが、詳細データの数は変わる場合があるので、詳細領域の高さは下に伸びます。
レイアウトで指定された高さは最小の高さと考えてください。

Jaspersoft Studioでは標準で次の領域が用意されています。
領域 説明
題名 レポートの題名です。レポートの先頭に一回のみ表示されます。他の領域とは別のページ(最初のページ)に表示させることもできます。
ページヘッダ ページ毎に上に表示されます。ただし、題名領域及び詳細領域を個別のページに表示される場合は、それらのページにはページヘッダは含まれません。
通常はページヘッダの高さは設計時とデータが記入された時と同じですが、長い文字列を表示したり、サブレポートをページヘッダに入れた場合などはは変わる場合があります。
列ヘッダ 列ヘッダは、毎の上に表示されます。
グループヘッダ レポートには0以上のグループ領域を設けることができます。グループ領域毎にグループヘッダを設けることができます。グループ領域の説明を行うために使われます
グループフッター グループ領域毎の下にグループフッターを設けることができます。小計やグループ領域の線などで区切る場合に使います。
列フッター 列領域毎の最後に表示されます。サブレポートやテキストフィールドが含まれている場合でも、領域の大きさは固定です。
ページフッター ページフッターは、ページヘッダが表示されたページの下に表示されます。列フッターと同様に大きさは固定です。
最後のページフッター題名 レポートの最後のページフッターのみを置き換える場合に使います。領域の高さが0の場合はこの領域は無視されて、通常のページフッター領域の定義が利用されます。
概要 レポートの最後に表示されます。総合計などを表示する場合に使います。
背景 レポートにウォーターマークを入れる場合やページに枠を付ける場合に使います。最大の高さはページの高さです。

 


 

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