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作成:小沢仁 株式会社レジェンド・アプリケーションズ
JasperReportsライブラリのインストール/セットアップについて説明します。
JasperReportsとは
JasperReportsとは、xml定義ファイルから帳票を生成するJavaライブラリです。JasperReports Server, iReport, Jaspersoft Studioもこのライブラリを使っているため、このjarファイルが同梱されています。
帳票を作成する場合は、JasperReportsライブラリを直接使うよりも、これらのツールを使うことを推奨します。JasperReports Serverの使い方についてはJasperReports Serverのページ、 iReportの使い方についてはiReportのページ、Jaspersoft Studioの使い方についてはJaspersoft Studioのページを参照してください。
本ページはこれらのツールを使わずに、独自で開発するJavaアプリケーション又はJasperReports本体を変更する開発者を対象にします。
帳票を作成する場合は、JasperReportsライブラリを直接使うよりも、これらのツールを使うことを推奨します。JasperReports Serverの使い方についてはJasperReports Serverのページ、 iReportの使い方についてはiReportのページ、Jaspersoft Studioの使い方についてはJaspersoft Studioのページを参照してください。
本ページはこれらのツールを使わずに、独自で開発するJavaアプリケーション又はJasperReports本体を変更する開発者を対象にします。
必須環境
JasperReportsを利用するには以下のソフトウエアが必要です:
- Java JDK1.6以降が必要です。iReportはJDK1.7では正常にビルドできないので、iReportで使う場合はJDK1.6を推奨します。
- Apache Ant JasperReportsのデモを実行する場合とビルドする場合に必要
インストール
ダウンロードしたファイルを任意のディレクトリに解凍します。解凍すると以下のようなディレクトリが作成されます:
JasperReportsのライブラリファイルはdistディレクトリ内にあります。 一般的なJavaアプリケーションで使うファイルはjaserreports-x.y.z.jarファイルです。このファイルをJavaのclasspathに追加してください。
build | コンパイルされた*.classファイル |
demo | JasperReportsのデモ(サンプル)プログラムと設定ファイル |
dist | 配布用のjasperreports-x.y.z.jarファイル JavaアプリケーションでJasperReportsを使う場合はここのjarファイルをclasspathに設定します。 |
docs | JasperReportsドキュメント JasperReportsの詳細情報はこのディレクトリ内のJasperReports-Ultimate-Guide-3.pdfを参照してください。 |
lib | JasperReportsが使う第三者ライブラリ |
src | JasperReportsのソースファイル |
tests | テストプログラム |
JasperReportsのライブラリファイルはdistディレクトリ内にあります。 一般的なJavaアプリケーションで使うファイルはjaserreports-x.y.z.jarファイルです。このファイルをJavaのclasspathに追加してください。
デモの実行
デモプログラムはApache Antがインストール/セットアップされていることを前提にします。
コメンドプロントから「ant -version」コマンドを実行してバージョン情報が表示されることを確認してください。
デモプログラムはdemoディレクトリの下にあります。しかし、デモプログラムはlibディレクトリにあるjarファイルを利用するためJasperReportsを解凍したディレクトリの構成内で実行してください。
コメンドプロントから「ant -version」コマンドを実行してバージョン情報が表示されることを確認してください。
デモプログラムはdemoディレクトリの下にあります。しかし、デモプログラムはlibディレクトリにあるjarファイルを利用するためJasperReportsを解凍したディレクトリの構成内で実行してください。
デモデータベースの「起動」
グラフなどのデモは同梱されているHSQLデータベースからのデータを使います。そのために、デモプログラムを実行する前にデモ用のHSQLデータベースを起動します:
- demohsqldディレクトリに移動する
- 「ant runServer」を実行する
- コンソール画面に「From command line, use [Ctrl]+[C] to abort abruptly」と表示されるのを確認してください
デモプログラムの実行
デモプログラムはdemosamplesディレクトリの下にあります。例えばdemosampleschartsはグラフのデモプログラムです。デモプログラムは以下のようなディレクトリ構成になっています:
コマンドプロントから「ant」と入力するとデモプログラムが実行されます。
実行結果のファイルはbuildreportsディレクトリに作成されます。
build | コンパイルされた*.classファイル |
docs | デモの説明 |
lib | デモで使う第三者jarファイル |
reports | JasperReportsのレポート定義ファイル(*.jrxml) |
src | プログラムのソースコード |
build.xml | デモプログラムを実行するためのantスクリプト |
readme.txt | デモの説明(英語) |
実行結果のファイルはbuildreportsディレクトリに作成されます。
ビルドの仕方
JasperReportsをソースファイルからビルドする場合は、JasperReportsを解凍してディレクトリから「ant」を実行します。ビルドされたjarファイルは「dist」フォルダに作成されます。
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