テーブル

テーブルの外観は「テーブルスタイル」タブから変更することができます。スタイルを作成するには「新規スタイルの作成」ボタンを押下します。レイアウト・ウィンドウが開きます。既存のスタイルを選択すると、そのスタイルがパレットに追加されます。新規にスタイルを作成して、それをパレットに追加することもできます。レイアウトに名前を付ける場合は、レイアウト・ウィンドウから付けます。デフォルトスタイルの場合でも同じくレイアウト・ウィンドウから名前を付けます。

パレットのスタイルを編集するには、パレットにあるそのスタイルをダブルクリックします。「レイアウト」ウィンドウが開き、そこからスタイルを編集することができます。

「デザイン」モードでテーブルレイアウトを編集するには、テーブルを右クリックした、「テーブルスタイルを変更」を選択します。

「レイアウト」ウィンドウが開きます。

作成するテーブルセクションを指定することもできます。テーブル用のデータセットにグループがある場合は、グループヘッダとグループフッターを作成するために「グループヘッダの追加」と「グループフッターの追加」をチェックします。デフォルトではチェックされていません。

テーブルスタイル・タブからスタイルを削除するには、「スタイルの削除」を選択します。

テーブルの各セル、セルのグループの内容、スタイル、大きさを編集することができます。テーブルの内容を編集するには、テーブルをダブルクリックします。テーブルは「デザイン」ビューで開きます。

セルの内容とスタイルを編集するには、編集するセルをクリックして、「プロパティ」タブに切り替えます。このタブからセルの位置、大きさ、色、スタイル、印象の設定を行えます。

セルをコピー及び削除するには、セルを右クリックして「コピー」／「貼り付け」及び「削除」を選択します。

複数のセルを同時に設定する場合は、Shiftキーを押下しながら設定するセルを選択して、プロパティから設定を行います。
MS Excelのように行を1クリックで選択することはできません。Shiftキーを押下しながら行のすべてのセルを一つずつ選択してください。但し、列を1クリックで選択することはできます（「列の操作」節を参照してください）。
次の画面はテーブルを作成して編集した画面の例です。

テーブルのデータセットを編集するには、テーブルを右クリックした「データセットとクエリー」を選択します。「データセットとクエリー」ダイアログが表示します。データセット用のクエリー文を入力してください。

データセットパラメータの値を設定するには、「パラメータ」タブを選択します。パラメータを設定すると、テーブルを記入するデータを動的にフィルタすることができます。例えば、注文を印刷するレポートを作成することにします。注文の明細を印刷するのに、テーブルを使うことができます。このテーブルに注文番号パラメータを設定することで、注文番号に関連した明細のみを印刷することができます。

注：テーブルはサブデータセットが必須です。グラフやクロス集計のようにメインデータセットを使うことはできません。

テーブルには1つ以上の列が必要です。複数の列を列グループに纏めることができます。グループには複数の列を股がっるヘッダを定義することができます。
テーブルはレポートの領域と同様な領域に区切られています。

• テーブルのヘッダとフッター：一回のみ印刷
• 列のヘッダとフッター：テーブルがあるページ毎に印刷。列グループを設定した場合は、グループヘッダとフッターも印刷することが可能
• 詳細：テーブルのレコード毎に印刷。１つの列には１つの詳細領域のみ設けることが可能です。複数の列を股がうことはできません。

デザイン・ビューでは、列毎の領域用にセルが設けられています（例：テーブルヘッダ用に１つのセル、テーブルのフッター用に１つのセル）。セルは未定義の場合があります。領域のすべてのセルが未定義の場合は、その領域は印刷されません。領域のすべてのセルの高さが0の場合は、領域は印刷されますが、デザイン・ビューでは表示されません。

一般的にはセルには文字列を表示しますが、JasperReportsが提供されている任意のコンポーネントを配置することができます。セルにコンポーネントを配置するとセルの大きさに調整されます。セルを右クリックして「垂直に揃える」及び「水平に揃える」を選択してセルに配置したコンポーネントを揃えることができます。この方法で揃えない場合は、セルにフレームを配置して、フレームに他コンポーネントを配置することを推奨します。

セルを削除する場合は、削除するセルを右クリックして「セルを削除」を選択します。列にセルが一つしかない場合は、そのセルを削除すると列が削除されます。
セルが未定義の場合は、セルを右クリックして「セルの追加」を選択するとセルは作成されます。未定義セルは、要素をセルにドラッグ＆ドロップすると作成されます（「列の操作」節を参照してください）。

セルのプロパティはプロパティ・ビューから編集できます：

• 外観タブからはセルの位置、大きさ、色、スタイル、印刷条件を設定できます。
• 枠タグからはセルの枠線やセル余白を設定できます。
• セルの高を変更すると、同じ行のすべてのセルの高さも変更されます。

列はテーブル内の各領域に配置されたセルから構成されます。ヘッダ・セルを複数の列を股がさせる場合は、セル・グループを作成します。グループは1つ以上の列から構成され、他の列グループを含むこともできます。グループを作成すると、テーブルの領域毎にヘッダを設けることができます。グループヘッダセルはグループの列をすべて股がります。

次の図は左に普通の列と、左に列グループを表示しています。右の列グループには列グループの2つの列を股がうヘッダセルがあります。グループヘッダはテーブルヘッダや列ヘッダと別に設けられます。

列グループを選択すると、一つの列のようにドラッグすることができます。グループに1つの列しかない場合は、その列をグループの外にドラッグ&ドロップすると、その列は普通の列になり、残されたグループセルは削除されます。

列グループを作成すると、次の図のように列領域毎にグループヘッダが設けられます。不用なグループヘッダは削除してください。図の一番左のテーブルには2列あります。1つ以外の列領域には1つのレコードのみがあります。例外の1つには2つのレコードがあります。
列をグループすると、図の真ん中のテーブルのように、列領域毎にグループヘッダが設けられます。不用のグループヘッダの高さを0に設定すると、図の右のテーブルようなテーブルを定義できます。