作成:小沢仁 株式会社レジェンド・アプリケーションズ
このチュートリアルで習うこと
- グラフテーマの作成と使い方
- スタイルの作成と使い方
- JasperReports Serverにグラフテーマとスタイルの登録の仕方
概要
グラフテンプレートとスタイルを使ってグラフと関連したテキストの属性を設定することができます。他のテンプレートのように共有することもできますが、JasperReportsで標準対応していない属性をグラフテンプレートを使って設定することもできます。例えば、背景色をグラデーションはJasperReportsのプロパティにはありませんが、グラフテンプレートを使うことが設定することができます。
グラフテーマの作成
- メニューから「ファイル」-「新規」-「その他」を選択します。
「新規」ウィザードが開きます。 - 「Jaspersoft Studio」-「Chart Themes」を選択して、「次へ」ボタンを押下します。
- テーマを作成するプロジェクト(フォルダ)を選択して、テンプレートのファイル名を入力します。
例では「MyReports」プロジェクトにファイル名「MyTemplate.jrctx」と言う名前のファイルを作成します。
「完了」ボタンを押下するとテンプレートが生成されます。 - テンプレートが作成されると次のようなページが表示され、テンプレートにグラフの設定をすることができます。
テンプレートの設定
アウトライン・ビューから設定したい項目を選択します。
先ずは、グラフの背景色にグラデーションを設定して見ましょう。
- 「Chart」を選択します。
- プロパティ・ビューの「グラフ」を選択して、「背景」-「ペイント」入力フィールドの右のボタンを押下します。
- 「グラデーション」をチェックします。
- 「色1」と「色2」に十進で色のRGBを入力します。各フィールドの右側のボタンを押下すると画面から色を選択することができます。
- 色を選択した後に「OK」ボタンを押下します。編集領域に設定の見本が表示されます。
- 「保存」アイコンを選択して、設定をファイルに保存します。
これで背景色をグラデーションする設定は終わりました。
注:編集領域下の「ソース」タブを選択して定義したXMLファイルを見ることができます。しかし、すべての設定が1行で表示されます。XMLファイルを直接編集する場合は無いようをXMLエディタにコピー&ペーストしてXMLエディタで編集すると便利です。
グラフテーマ用のjarファイルの生成
グラフにテーマを適用する場合は、jrctxファイルからjarファイルを作成する必要があります。
- 編集領域の「プレビュー」タブを選択して、見本を表示します。
- 「グラフテーマをjarへエクスポート」アイコンを押下します。
- jarファイルを生成するプロジェクト(フォルダ)を選択します。
例では「MyReports」プロジェクトを選択します。 - 生成するjarファイル名を入力します。通常はデフォルトのグラフテンプレート名で問題はありません。
「OK」ボタンを押下すると、jarファイルが生成されます。 - グラフテーマが作成されると次のようなダイアログが表示します。
「OK」ボタンを押下します。
グラフテーマの適用
グラフテンプレート用のjarファイルと同じプロジェクトにあるレポートのグラフにグラフテンプレートを適用することができます。
- グラフがあるレポートを開きます。
- グラフを選択します。
- プロパティ・ビューを選択します。
- 「テーマ」ドロップダウンリストから作成したグラフテーマを選択します。
他プロジェクトでグラフテーマの利用用
他プロジェクトでグラフテーマを利用する場合は、そのプロジェクトにグラフテーマ用のjarファイルを含めます
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